2012年8月8日水曜日

猛暑のなか片山津から東尋坊へ

今日は独り自転車遊びの日だ。女房は8月は暑いから自転車をお休みするそうだ。そして有り難いことにお袋を映画に連れて行ってくれる、というので一日自由になった。

最初は高山と白川郷の間を周回するつもりだった。朝の涼しいうちに距離を稼ごうと思い、夜明け前の4時に家を出た。しかし、東海北陸道で岐阜に入ると雨が降ってきた。この雨は山の中に入るほど強くなった。そのままクルマをひるがのSAまで走らせたが雨が止む様子が無い。
この時点で白川郷・高山周回はあきらめ、それでもせっかくだから雨が止むところまでクルマを走らせることにした。
荘川IC、清見IC、河合IC、白川郷ICとずっと雨だったが、五箇山の先の長い長いトンネルを抜けたら一面の青空が広がっていた、思わずワオと声を上げた。

そこで予定を変更して、片山津から東尋坊までを往復することにした。


走り始めてすぐ尼御前崎を過ぎ、橋立漁港を過ぎる。今日の日本海側はホントにいい天気だ。岐阜の山あいの天気が嘘みたいに晴れ渡っている。

しかし岐阜との違いは暑さだった。朝から暑い、とても暑い。そして平地の道路は日射しを遮るモノが無い。
クルマはほとんど通らない。暑く静かな道をひとり自転車を走らせた


石川県、福井県の海側の道はキツい坂は無い。主要国道を外せば交通量も少ない。のどかな風景がずっと続いていた。吉崎御坊という立派なお寺を過ぎて、北潟湖を渡ったら、道は芦原ゴルフ倶楽部の中に入っていった。ようやく木陰の道になった・・・、と喜んだのもつかの間、ゴルフ場を抜けたら風車が並ぶ丘陵地になった。当然、日影は無くなった。

しばらく走ると越前松島という海岸を走ることになった。景色は涼しげだが、相変わらず路上の温度はかなり高い。道が海に近くなると海水浴場が現れる、水着を着たお姉さん達が眩しい・・・、少し元気が出るw

越前松島のすぐ先が東尋坊だった。ここでソフトクリーム休憩。走り始めてから40キロ、時間は未だ11時だ。ここで引き返せば良いものを欲がでてもう少し先まで走ってみることにした。

九頭竜川の河口を渡る。

その先の道の駅「みくに」で昼食を採る。その後、越前岬方向へ走らせた。途中、地元の若いローディに追い越される。今日、初めて会う自転車乗りだ。自転車乗りの本能か?後を追うようにスピードを上げた。約5キロほど彼と同じペースで走り、下り坂で追い着こうと踏み込んだ瞬間、足がつった。

今回のはいきなり来た。酷いつり方で足が固まってしまった。
自分のペダルはビンディングペダル。ペダルと靴がスキー靴のように固定されている。ペダルから外す時は靴をひねるのだけど、固まった足は言うことを聞いてくれない。
惰性で走っていた速度がだんだん遅くなり、このまま足を着かなければこけてしまうぐらい遅くなった。後ろからはクルマが迫ってきている。雄叫びを上げて足全体をひねったら・・・外れた。そのまま足は地面に着いたが立っていることはできず自転車にしがみついて転ぶのを我慢した。2、3分はそのままだった。ハタから見るとかなりおかしな姿だったに違いない。でも必死だった。


暑さで消耗が激しかったのだろう。その先の海水浴場の日影で休憩を入れた。頭と背中に水を掛けて体を冷やした。走り始めてから55キロになっていた。距離的にはまだまだのはずだったが、体の消耗は100キロ以上走ったみたいだった。ここで引き返すことにした。時刻は12時半頃である。


熱中症にならないよう、何度も水分補給をしながら走ることにした。帰りは向かい風基調でスピードを上げにくかったが体に風にあたるのが良かったのか往きより幾分楽に走ることができた。出発点に着いたのは午後3時。走った距離はちょうど100キロ。今回は猛暑の中のサイクリングであった。



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