2012年12月25日火曜日

自宅から知多イチ、途中なぜか路線バス

来年こそはブルベに挑戦するぞって思うのだが最も短い距離のブルベでも200キロ走ることになる。長いのになると600キロってのもある、ブルベはヘンタイさんの自転車競技だと思う(ブルベ愛好者の皆様へ、ヘンタイ扱いしてごめんなさい)。

自分が今まで走った最長距離は200キロちょうど、自宅から敦賀に行って帰ってきた1回のみである。それで参加するってのはちょっと無謀かも知れない。

来年のブルベの日程を見てみると愛知県で開催されるブルベで200キロのものは2回しかない。それも2月と3月の開催である。出るとしたらもう申し込まなくては行けない時期である。
そのうち地元一宮市出発のブルベは3月2日開催、ネットでエントリーできるので思い切って申し込んでみた。

申し込んだのは、オダックスランドヌール(どういう意味?)中部のBRM302、岩村200
BRM302とは3月2日に開催するブルベということで、岩村200は岩村へ行くコースで距離が200キロということだと思う(たぶん)。

申し込んだからには完走したい。200キロを13時間半で走って完走(達成?)ということになる。そこでちょっと練習することにした。自宅から自走で知多イチに挑戦することにした。おそらく180キロ前後になるはずだった。

朝、5時に起床してすぐに自宅一宮市を出発、岐阜街道を走り、名古屋市内から国道19号線を走る。写真は白川公園の交差点、昼間だと混雑する交差点だけど休日朝6時頃なら自転車でもすいすい渡れる。
ところが熱田神宮を過ぎた頃に前輪がパンクしてしまった。まだ走り始めたばかりなのに・・・、タイヤの裏側を調べてみたが異常は無かったのでちょっと嫌な予感がした。この時点でスペアチューブが無くなったが、道中のどこかでチューブを確保できればいいと思っていた。
天白川を越えていよいよ知多半島に入る、このあたりで夜明けを迎えた。橋の上で見る朝の空は綺麗だった。マウンテンバイクの自転車乗りが橋の上に自転車を止めて写真を撮っていた。彼も知多イチに向かっているのだろうか。

この先は東海市〜半田市を通って海沿いの道に出て河和駅を目指す。ということは、今回の知多イチは半時計回りになる。
最初の目論みは北風を追い風にする半時計回りだったが、このルートでチューブを確保できる自信が無かった。時計回りなら道沿いにある半田市のスポーツサイクル店と河和町のホームセンターのどちらかに寄れると目論んだ。
が、半田市を通過したのは午前9時前、河和町のホームセンターは午前9時半頃の通過でどちらも開店前だった(考えが浅はかだった)。

河和駅からしばらく海が見えない道が続くが、魚太郎から先は海を見ながら走れる。
風も追い風に変ってきた、それもかなり強い追い風だ。やっと知多イチ気分が盛り上がってきた。ただし寒い!

10時頃に知多半島先端の師崎港に到着・・・、のすぐ手前で2回目のパンク発生!
地元に人に自転車店は無いか尋ねたが無かった。ガソリンスタンドで修理できないか聞いたが駄目だった。
しかたなく、フェリーターミナルまで自転車を押して誰か自転車乗りを待つ。目当てはパンク修理キットを使わせてもらうこと。でも自分がそうだったように最近はパンク修理キットは持たないだろう、とも思っていた。

しばらく考えた後、バスで輪行出来ないか運転手に聞いてみることにした。フェリーターミナルの真ん前に止まっている路線バスの運転手さんに、
「自転車を輪行袋に入れたら車内に持ち込んでいい?」
あっさり
「いいよ」と返事をもらった。
2本目の替チューブは持たなかったが、輪行袋を持ってきたことに安堵する。
バスは師崎港発、河和駅行き。
出発してしばらくは伊勢湾側を走り、その後に三河湾側に出た。
自分は、師崎港から内海までは知多イチのハイライトだと思っている。バスの窓から伊勢湾の海を見ている自分はきっと恨めしそうな顔をしていただろう。
河和駅に着くちょっと手前のバス停で止まった時、窓の外にバイク店(イエダモータース)が見えた。中では自転車を修理をしているのが見えた。おそらくパンク修理だ。思わず「降ります!」と叫んだ。

店主に事情を話したら快くチューブ2本のパンク修理をしてくれた。店内でストーブに当たり、出されたコーヒーを飲み雑談しながら修理が終わるのを待った。

有り難いことに再スタートが出来た。
帰りは来た道をそのままトレースした。行きと違って日中の名古屋市内の道路は混雑していた。家に着いたのは午後4時半頃で走った距離は140キロだった。当初の予定からだいぶ狂ってしまったが、無事帰ることができたので良しとしよう。

ブルベに出る時はチューブ2本とCO2ボンベ2本、それから輪行袋を持参すればいいだろうか?
加えて、パンク修理キットと手押しポンプも持っていく?
装備がだんだん重くなりそうである。


ところで、帰りの名古屋市内で変ったモノを見つけた。
下の写真の自転車レーンである。

自転車レーンの入口と出口の距離を見て欲しい。自転車レーンに入ったと思ったらすぐ出口になる。こんな感じで交差点やバス停の度に入口と出口を繰り返すことになる。
おそらく走りにくいのだろう、歩道を走る自転車も多かった。
この自転車レーンは進行方向が決まっていないので対面通行することになる。
そのくせレーンのどちら側を走るか誘導する表示は無い。
自転車同士がすれ違うことになるがレーン自体はそれほど広くない。
対面する自転車同士は、ゆっくり走っても結構な相対速度になる。

この自転車レーン、最後は歩道橋にぶつかって消滅した。
どうしてこうなってしまったのだろうか?
頑張って欲しい>名古屋市?愛知県?
にほんブログ村 自転車ブログ 夫婦サイクリストへ
にほんブログ村

2012年12月19日水曜日

新しいsoraに総取っ替え


父の入院と母の介護があり、加えて消費税の絡みか?初めてのお客様からの依頼がいくつか重なってどうにもまとまった時間を作れない。このまま大晦日〜正月に突入しそうな雰囲気になっている。
まとまった時間は作れないが、介護と仕事ばかりではストレスが溜まってしまう。
こんな時は体を動かすのがいちばんだと思う。

で、気分転換をするため、15キロ程離れたショッピングモールまで映画を見に行ってきた。一宮市から岩倉市、小牧市、北名古屋市を通って名古屋市西区のmozoワンダーシティへ行ってきた。
目的は併設されている映画館で「のぼうの城」を見るためである。
面白い映画だった。それにしても野村萬斎さんはユニークな存在だ、狂言を現代風に作ったらこんな映画になるのかも知れない。感動というより、単純に楽しめる映画だった。
これで往復で約30キロのサイクリング。

さて、長距離サイクリングはできないので、気分転換のために自転車をいぢることにした。少々、酔ってヤフオクを見ていたら新品のsora3500シリーズ、グループセットを見つけた(というか見つけてしまった)。
リアディレイラーは9速で、フロントはコンパクトドライブである。シフターは前soraモデルの親指シフトではなく、2レバーに変わっている。

財布の中身と相談してから小一時間悩んだ。
今、特に必要なものではない。
余分な金があったら、この自転車にお金を掛けるより新車購入代金に回すべきだ。
整備の経験が無いのに部品だけ買って、うまく取り付けられなかったらどうする?
等々・・・

でもね、趣味は楽しまなくっちゃ!
と思い、グラスのお酒を飲み干してからポチッとした<小心者である。
そして届いたのがこれ、soraグループセット、送料ともで2万7千円。
 含まれているのは、シマノの3500シリーズで
コンパクトクランクセット
ボトムブラケット(BB)
前後シフター
前後ディレイラー(前2段、後9段)
前後ブレーキ
そしてチェーンの8点セットである。

でも、これだけでは納まらない。これ以外に
ボトムブラケットツール
ミッシングリンク
オイル等ケミカル
ワイヤーカッター
ヤスリセット
を注文した。先のグループセットに加えれば3万円強となる。

これに先月購入したカンパのホイールとフロントクランクを加えると自転車本体の購入価格を上回る金額になったしまった。
でも遊びだからまあ良いか、買ってしまったからには深く考えるのはやめよう。

商品は2日程で自宅に届いた。まずは、古いギアやシフター、ブレーキを取り外す。
スッピンのMeridaが現れた。
 新しく、クランクとBBを交換し、自転車全体を洗った。
その後、部品を取付ける。
特に難しいところは無かったが、リアディレイラーの調整は何度やっても今ひとつの状態だった。情報を得るところが無かったので、インターネットでいろいろ調べていたのだが、一番頼りになったのは稲沢市在住の方のブログ。

【自転車館】うめ茶屋 自転車交響曲
http://blog.livedoor.jp/radfahrer_umecha/archives/50603840.html

インターネットって、有り難い。自分の場合もこの人と同じだった。
ワイヤーの固定位置が若干ずれていた。
改めてきちっと張り直したら、何事も無かったのように綺麗に変速してくれた。

2日間の夜を使ってドライブトレイン全体を交換した。その価値があったか?と問われたら、正直良くわからない。
でも、チェーンがフロントディレイラーに干渉することが減ってストレスが無くなったのは事実である。
親指シフトで充分だと思っていたが、下ハンでの操作できる2レバーはやはり便利。
そして見た目がちょっとグレードアップした。

なんとなく自転車が軽く感じられるのは気のせいだろう。
だけど、変速フィーリングはとても良くなったと思う。
フロント、リアとも切り替えがとても滑らかになった。
カチャ、カチャ、カチャと切り替わっていく。

思い通りに変速できると気分が良い。
これだけに3万円費やすのも良いではないかと思える変化があった・・・、と思い込みたい(笑)。

にほんブログ村 自転車ブログ 夫婦サイクリストへ
にほんブログ村

2012年12月15日土曜日

岐阜市打越「山茶林泉」までランチポタリング


今週の火曜日11日にポタリングしたお話し。
「山茶林泉」と書いて「さざんりんせん」と読む。普通じゃ読めないでしょう?
サザン・・・オールスターズ?
桑田さんのファン?

山茶林泉は、岐阜市の北の突き当たり山の麓にあるうなぎ屋で、自分は料理より建物とお店の雰囲気づくりに興味があった。古くは無いが、風情ある伝統的な和風建築と聞いている。
 先週と同じく母をデイサービスに送った後、10時過ぎに自宅を出発した。
一宮駅から先はJR東海道本線沿いに、木曽川駅からは岐阜街道を走って岐阜市を目指した。
 途中、あまりに足先が冷たいのでドラッグストアに寄って「はるカイロくつ下用」を買って足裏に貼付ける。自分の靴はロードバイク用のビンディングシューズ、足の甲側だけでなく、足裏側にも穴が空いていて通気できるようになっている。
おとなしくシューズカバーを購入すれば良いのだが、お店で売っているのは結構なお値段がついているから見合わせ中・・・
 木曽川橋を渡って岐阜県に入ると道端に雪が残っていた。さすが岐阜県、愛知県より確実に寒い。
 あまりに寒いので思わずミニストップでコーヒー休憩をした。ミニストップは店内に飲食スペースがあるのでサイクリング中の補給にはもってこいのコンビニだと思う。
残念なのは店舗数が少ないこと、頑張って店舗を増やして欲しい。
その後、パンクが発生し初めてCO2ボンベを使ってみた。
感動した(笑)。
今まで使っていた手押しポンプと比較できないほど簡単に空気入れができた。5分掛からずにチューブ交換が終わってしまった。
 岐阜市街を過ぎて金華橋で長良川を渡る。
写真のように歩道に雪が残っている。この歩道の雪は北に進むに連れてどんどん増えていった。
そして、鳥羽川を渡る頃には歩道は雪で走行できなくなり車道を走ることになった。
 で、目的地の山茶林泉に到着。
お店に着いたのが1時過ぎと遅かったこともあって、客は私たちだけだった。
 座敷から雪景色の庭を眺める。
建物は古いモノでは無いが、昔と同じように手刻みの木組みだった(今はコンピュータ制御の機械加工)。最近ではあまり見られない伝統建築だった。
 いただいた料理は、うな重に汁物、小皿4品と写真には写ってないが小さな湯豆腐が付いたセットで2100円だった。

帰りは岐阜市街から東海道本線沿い、22号線沿いに南下した。
今日は全部で51キロのランチポタリングだった。
それにしても寒かった、もっと暖かいところを走りたいがそれは無理な注文か?
雪で閉ざされて強制的にオフシーズンに地方もある。
寒くても走れるだけマシなんだろう。
にほんブログ村 自転車ブログ 夫婦サイクリストへ
にほんブログ村

大きな地図で見る

2012年12月6日木曜日

久しぶりの自転車遊び・犬山ビストロ猫までランチポタリング


この記事は12月4日のことです。書く時間が無くてアップするのが遅くなってしまいました。

時間が無い!
父が交通事故に遭ってから私たち夫婦の生活が変わった。
父が母の介護をしていたのだが事故を機に私たち夫婦がすることになったのだ。
さらに年末ということで仕事が溜まってきている。
さらにさらに、親類のお葬式があったりして、ここ1ヶ月ぐらいは自転車に乗る時間が無い日々を送っていた。

父の入院と母の介護は、最初のうちは訳もわからず目前に迫った事案をこなしていたが、1ヶ月近く経って何と無く要領が掴めてきた。

で、今日は母をデイケアに送った後、朝10時過ぎから夕方6時頃まで自由時間を作ることができた。
となれば自転車に乗りたい!気分転換である。

急遽、計画したのが
【犬山ビストロ猫までランチポタリング】
ついでに国宝茶室の如庵も見てくることにした。
【 木曽川サイクリングロードの往復で60キロ】
出発場所は一宮市尾西プールの駐車場
ここは木曽川に掛かる名神高速の橋のたもとにある。水泳シーズンじゃないので駐車場はガラガラだ。ここ尾西プールから犬山まで往復すると約60キロになる。
この間、ほとんどがサイクリングロードで、一般道もちょっと走るが交通量が少ないのでのんびり走ることができるコースである。
さっそく自転車を組み立てて出発したのはほぼ11時だった。
【真新しいサイクリングロード】
出発してほんの3キロ程サイクリングロードを走って、その後は堤防道路を走ることになる。木曽川のサイクリングロードはまだ途切れ途切れなのである。


木曽川町に入ると再びサイクリングロードが現れる。ここから一宮タワーまでは出来たばかりの真新しいサイクリングロードだ。

 一宮タワーに到着した時、後ろで「ガンバレー」と声援が飛んだ。振り返れば、声の主は50代とおぼしき男性の3人組、声援を受けたのはウチの女房!

かなり小柄な女房が小さな自転車に乗ってピンクのヘルメットとサングラスで素顔を隠せば年齢不詳の怪しいサイクリストが出来上がる。

おじさん! おそらく貴方達は勘違いしてます。
私たちは、父娘のサイクリストじゃなくて、夫婦のサイクリスト。
そして歳は貴方達と大差ないwww

女房は「顔、見せたろか!」と言ってたが、若く見られるには良いではないかと思うwww
 一宮タワーから犬山までは走り慣れたサイクリングロードである。夏の間は散歩する人が多く、サイクリングロードというより遊歩道であったが、今は歩く人は少なく、ところどころ枯葉に埋まっている。
 今日のランチはビストロ猫
ビストロ猫は犬山橋のちょっと下流の木曽川沿いにある。入口は店内を覗けないドアでちょっと入りにくいが、入ってみると結構な広さでいつも賑わっている。
 いただいたのはパスタランチ1300円。パンとサラダ、パスタとデザート、飲み物がセットになっている。自分が頼んだパスタはたらことイカのクリームソース。
 女房のは・・・、忘れたw
 食後はデザートの盛り合わせ、もれなく猫が付いて来る。
 ビストロ猫の後は、隣の名鉄犬山ホテルにある有楽苑へ行った。
ここには茶室が3つ建っている。そのうちのひとつはなんと国宝である。

ところで有楽苑の有楽は信長の弟の名前、織田有楽斎からとったそうだ。そして有楽斎の江戸での住まいあたりが有楽町となったと説明を受けた。
が、ほんまかいな?
 女房の後ろの建物が国宝の茶室「如庵」である。
古かった・・・・<建築士(自分)とは思えない発言かも(笑)
 庭にあった水琴窟 、水を流して音を楽しんだ。
水を流すと地中からかすかに綺麗な音が聞こえる。まるで「聞こえの検査」みたいだった。

やはり冬だね、帰りは寒かった。
写真ではまだ晴れているが、関ヶ原方面を見ると重い雲が広がっていた。
その雲の方角から自分たちに向かって強い風が吹いていた。風上に向かって自転車を漕ぐがスピードが上がらない。

出発場所の尾西プールに着いたのは日が暮れた午後4時半頃になってしまった。
しかし、久しぶりの自転車遊びは楽しかった。
これから当分の間は遠出することは出来そうに無いが、短い時間でも自転車に乗りたいと思う。女房も同じ気持ちだと思う。
にほんブログ村 自転車ブログ 夫婦サイクリストへ←参考になったらクリックお願いします!


大きな地図で見る