2012年3月27日火曜日

岡崎から蒲郡・西浦日帰り温泉67キロ

三月も終わりだというのに寒波の影響で寒い一日が予想できた。前日に「こんな時は暖かい温泉に入りたいね」と話し合ったのだけどいいところが思い浮かばない。美並の子宝温泉は岐阜県で寒そう、南濃町の水晶の湯は伊吹おろしがキツそう、知多のごんギツネの湯は・・・知多イチは先週行ってきたので今回はパス。
それなら三河湾の西浦温泉はどうだろうとルートラボを見ていたら「平坦」というルートを見つけた。

岡崎から蒲郡、西浦温泉近くまでの周遊ルートで距離は60キロ弱である。女房に「平坦」というルートで西浦温泉へ行けそうだけどどう?と聞いたら、「平坦」という言葉がよほど魅力的だったらしく「行く」と即答をいただいた。
自分は平坦ルートに標高グラフの前半に描かれているみっつ程の山がちょっと気になったのだけど、まあ「平坦」だからたいしたことはないだろうと岡崎に向けて出発することにした。
実はこれが大失敗だったのである。



出発点は岡崎市の南公園、岡崎駅よりちょっと南に位置する公園だ。ここで自転車2台を組み立てて出発したのは朝9時半頃だった。当日は快晴なんだけど空気は冷たい。プリウスの外気温は4度を表示していた。

岡崎から南に向けて走るとすぐに田園風景になる。幸田町に入ってしばらく走ると新幹線の高架が見えてきた。山手線とまではいかなくともかなりの頻度で列車が行き交う。私たちが見たすべてが700系だった。先週、リニア鉄道館で新幹線に惚れ込んでしまった女房はしばらく走るのを止めて写真を取っていた。鉄子誕生か(笑

途中、三ケ根駅で記念写真を一枚。ここまで12キロ。快調快調。

それから7キロぐらい走ったら蒲郡競艇の施設が見えてきて、海岸線に到着。競艇場を直進して右折したら昔アメリカズカップに出場したヨットが展示されていた。確か日本チャレンジという名前で挑戦していたはず。陸にあげておそらく2度と水に浮かべない船はもの悲しいね。あたしは道具は使われている時が一番輝いていると思うから、使える状態で展示してあればいいのに(お金がかかるか)。まるでバルル期の遺産のようだ。

で、もう少し走ると竹島への橋がある。そこで記念写真を撮ってもらった。指がレンズにかかって黒くなっているのは愛嬌、文句は言えない(笑)。撮っていただいた方に感謝。

竹島では参拝するのを忘れてしまった、罰当たりだね。もう一度蒲郡競艇にもどって、今度は西浦温泉に向かう。写真は途中の海の海の上に掛かる橋の上。風は強いけど気持ちのいい天気だった。

西浦温泉はちょっとさびれていて、食事するところを探すのに苦労した。おまけにかなりの急斜面道路ばかりでこのあたりから女房はちょっと・・・・。せっかく海に来たのだから海の幸を食べたい。写真は笑っているが昼食に選んだのは和リゾートはづの中にある温泉カレー食堂となった。ところで温泉カレーってなんだ??

温泉カレーとはネパールカレーとナンとサラダ、そしてタンドリーチキンだった。でも美味しかったから満足。人間って美味しいものを食べてお腹がふくれると幸せになってしまうんだね。いや、マジで美味しかったのでこまかいことは忘れてしまった。



食事をした後でフロントで温泉に入りたいと言ったら、「日帰り温泉は1200円です」と言う。「微妙な値段だね」と厚かましく言ったら、カウンターの下から何やら紙を出してきて「お客様が割引券を持ってきたということで一名様840円となります」
うまい!この営業のやり方は素晴らしい。結局、断る理由がないので食後の温泉に入ることになった。

いや、この景色だけで840円の価値は十分ありました。こんな開放的な温泉はそうはないと思う。

この先が問題の「坂」があった。全部で三つの坂が確かにあった。最後に坂はとうとう自転車を押して歩くことになった。自分は腫れ物に触るように女房を扱い、なんとか無事に南公園に戻って来たのであった。

ところで「平坦」ルートをiphoneアプリのcyclemeter に読み込んでナビ代わりに走ったのであるが、ひとつだけ間違いをしてしまった。それはルートを逆に走ってしまったのだ。
最初の頃の元気がある時にこの坂を走っていれば、その先に食べ物と温泉があるならば、おそらく無事坂を通過できたことだと思う。
それが、お腹いっぱいでお風呂に入ってちょっと湯疲れした後に坂が続けて3っつだとそりゃ文句を言いたくなるかも知れない。
今日は全部で約67キロのポタリング。次は逆回りで行こうと誓った。





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