2016年5月24日火曜日

今回は京都市内の観光サイクリング

昨日、今日の二日間、泊りがけで京都を走ってきた。
もちろん、京都まで走ったのではなくて京都で走ってきた、ということ。
暖かいというより暑い二日間だったけど、この先の季節の京都はもっと暑くて自転車遊びにはちょっと辛いものがある。
夏前にポタリングするには5月末がギリギリの季節かな?
今回は嵐山近くのコインパーキングに車を停めて、そこから自転車で出発した。
京都も中心から外せば1日最大500円といった安いコインパーキングが見つかる。
これを利用しない手はないね。
 桂川沿いのサイクリングロード、綺麗な舗装で走りやすい自転車道だ。
これを写真の後ろの方へ走れば奈良まで行くことができる。
自分たちは、2012年にこのサイクリングロードを使って京都-奈良間を往復している。
京都と奈良の人には地元に長いサイクリングロードがあって幸せだと思う。
 すぐに渡月橋を渡って嵯峨野へ向かう。
 嵯峨野といえば竹林の道だね。
ここは是非、走るのではなく歩きたい。
午前中の早めの時間なら観光客もまだ少なく静かに歩くことができる。
自分たちの横を外国から来た観光客を乗せた人力車が数台追い越していった、外国人にもここは魅力なんだろうね。
ここをどんどん道を奥へ、ゆるやかな坂を登っていくと化野(あだしの)念仏寺の入口に着く。でもここは前に参拝したから今回は素通り、でもこれから行く愛宕念仏寺へ行くのならここは絶対外せないと思う。
http://www.nenbutsuji.jp
 化野念仏寺を過ぎるとだんだん道が寂しくなっていくが、茅ぶき屋根の旅館があったりして雰囲気はとてもいい。
さらに登っていくと民家が無くなり、両側が森になる。

 前方に峠を越える車一台がやっと通れるトンネルが見えてくると左側に愛宕(おたぎ)念仏寺が現れる。
http://www.otagiji.com
 ここで見たかったのは1200羅漢像。
化野念仏寺の西院の河原にある5000体もの石仏とは違って、こちらは昭和?の時代に作られた羅漢像、一体一体すべて表情が異なり皆笑っているのが良い。

 愛宕念仏寺の次はきぬかけの道を金閣寺方向へ向かって走る。
ずっとアップダウンがあるが写真のあたりは道幅もあって走りやすい。
龍安寺、金閣寺あたりになると人も車も増えてちょっと走りにくくはなるが京都市街よりはずっとマシだ。
で金閣寺をスルーしてそのまま奥へ進んでいったら激坂が現れた。

 思わず「冗談だろ」って言葉が出た。
坂も急だが、舗装も凄い!
アスファルトとコンクリートが横方向に交互に並んでいるのだ。
妻はハナからあきらめて押し歩く。
自分は一度坂の入口まで降りて、インナーローにギアを落として挑戦してみた。
結果、30メートルほどでギブアップした。
家に帰ってからググってみたら、千束坂というそうで、平均斜度21%、最大斜度30%だそうだ。
http://osumituki.com/hack/kyotokanko/2381.html

 坂を登りきって、そろそろ昼食をとiphoneでラーメン店を探してみたがいきなりだと案外見つからないものだ。30分ぐらいはうろうろして結局見つけたのが
つるかめ北大路というお店
http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26026450/
お店の外にある食券機で買って、店内はカウンターだけのお店だ。店内は結構、おしゃれな作りで若い男女客でにぎわっていた。

 頼んだのは魚介醤油チャーシュー麺、
かなり濃厚なスープのラーメンで誰かさん向きかな(笑)

 昼食後は、鴨川沿いを下って二条城近くの去年お世話になったお寺を通り、京都市街を横切って出発点のコインパーキングに戻った。
ところで、今回京都市内を走って気がついたのは、広い道には二輪レーン、狭い道にも自転車レーンらしきものが道路に記してあったこと。
写真は烏丸通りの二輪レーンである。自転車で走るにはいい感じでしょ?
でもね、
 実際にはこの二輪レーンが駐停車レーンに化しているのだ。
乗用車の駐車はもちろん、タクシーの客待ち、トラックの荷おろし、郵便局の集配車も停まっていたな。
その度に車をさせて中央よりの車線を走らねばならない、でも京都の自動車乗りも愛知に負けず劣らず強気な運転をする。
二輪レーンから中央へ車線変更したら後ろに居た車が横まで来てから幅寄せしてくるんだな。目の前には二輪レーンに停まっている車があるので急ブレーキを掛けなければ間に挟まれる、ということが数回あった。
せっかくの二輪レーンがあるのに誰も二輪車が走るところだと意識してないように思える、もったいないね。
 ホテルにチェックインを済ませて、さあ夕食だ。こころ優しい妻は、私のためにベルギービールが美味しい店を予約してくれていた。
店の名前は「刻しらず」、良かった!気持ち良く酔えたね!
http://tokisirazu.jp

いろんな種類のベルギービールが置いてあって、ひとつひとつ飲み比べした。
この写真で3銘柄目かな?
我ながら満足そうな顔してる(笑)
 つまみはチーズ、オリーブ、生ハム、何かの野菜?、何かのカルパッチョ・・・、覚えてないや(笑)
 そしてムール貝、白ワイン蒸しで。いくつでも食べれそうだったね。
この後にワイン蒸しの出汁を使ってリゾットを作ってもらった。これも最高だった。
 気持ち良く酔っ払って、京都の街を風にあたりながら歩いた。
途中、食後のコーヒーとデザートを採ってないことに気がつきスタバに入る。
テラス席で道を歩く観光客を眺めながらコーヒーをいただく。
 二日目は、最初に東寺を見学した。
http://www.toji.or.jp
大きくて立派なお寺だね。なんでも真言宗の根本道場?なんだとか。
 続いて行ったのは「京都鉄道博物館」
http://www.kyotorailwaymuseum.jp
ここは名古屋のリニア・鉄道館みたいなものかな?と想像していた。
 自分は入ってすぐのところに展示してあった C62が気に入ってしまった
この蒸気機関車はとっても綺麗だったのだ。
あちこちに蒸気機関車が展示してあるのだけど、たいていは傷んでたり、汚れてままになっている。ところがこのC62は肌がとてもいいのだ。
 昭和23年に川崎車両が作ったのか?
自分はホントに小さな子供だった頃、親に連れられて一度だけ蒸気機関車で旅行しているのだが、ひょっとしたらこれだったのかもね?
 運転席の状態もいいでしょ?
運転席の後ろから手を伸ばして撮ったから斜めになっているけど、真正面から撮影できたらきっといい絵が撮れるはずだ。
というわけで、二日間の京都旅行はおしまい。
あ、ほとんど自転車が出てこないね(笑)
でも京都市内を自転車で移動するのはいいと思うよ、東端から西端まで走っても10キロぐらいしかないからね。あちこち自由に行ける。

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2016年5月18日水曜日

高山市の欧風カレー工房チロルへ行ってきた

これは昨日、5月17日・火曜日のお話し。私たち夫婦の休みは月曜と火曜日、おとといの月曜日の天気ははっきりしなくて、おまけに下り坂の予報になっていた。それで火曜日の天候は回復すると読んで火曜日に遊ぶ予定をしていた。

月曜夜の会話
自分「どこ行く?乗鞍はおとといから登れるようになったよ」
妻「山は嫌!高山あたりの平地でサイクリングしたい。でガレットのお店かカレー・・・」
はいはい、食べ物ですか??自分は乗鞍の雪の壁を見たかったな!

ところで、
高山市は山に囲まれた小さな街でどこへ行こうにもちょっと離れれば登り坂になる。
高山あたりの平地でサイクリング、という言葉自体に矛盾が含まれているのだ。
で作ってみたルートがこれ⇩
高山市の中心を小さく回るルートだ。
下の標高グラフに多少とんがった部分があるがたいした坂ではないだろう。

 拡大してみた・・・
距離6キロ、標高差377メートル、斜度6.3%・・・、うん激坂ってほどでもないね。
きっとなんとかなるだろう(汗)

 朝7時に一宮市の自宅を出て東海北陸道を高山市に向けて走る。
出発した時に降ってた雨も白鳥あたりで曇り空になった。
空も心なしか明るくなってきそうな気配だ。
 9時半頃に高山市に到着、路面は濡れているが雨は完全に上がっている。
自分の予想ではこの後、ぐんぐん晴れていくはずだ。
自分の自転車遊びは結構な確率で晴れる、今日もきっとそうなるのだ(笑)

 高山市の中心あたり、国道41号と158号が交わる交差点から最初に南へ続いて西へ進むとせせらぎ街道へ抜ける道がある。
この道は幹線道路じゃなくて、生活道路でもない。
一部は林道なのでほとんど車が通らない道である。
ただしちょっとだけ登るかな?
最初のうちは笑顔で上ってくれる妻だった。
 ホテルアソシアを通り過ぎて、リスの森を通り過ぎる、そして道の両側に建物が無くなって森の中に入っていく・・・、その間ずっと登り坂だ。
遠くまで見通せる道じゃない。
妻は目の前のカーブの先が峠だろうと思い、カーブを曲がるとその先に登り坂が続いてるのが見えてがっかりするのを何度か繰り返したみたいだった。
そのうち押し歩きが始まり、「あなたちょっと坂がどこまで続くか見てきて」と注文をいただく。
峠が何キロも先だったら来た道を戻ることになった。

自分はヒルクライムを楽しみながら偵察してきた。
峠まではあと900メートルだった。
そして自転車2台を押して峠まで歩くことになった(笑)
写真は峠のすぐ手前ね。

ちょっと下るとT字路があって、正面は通行止めのバリケードがあり、右は清見へ抜ける林道だ。
自分が引いたルートは右の林道である。
ランチに予定しているカレー屋まではずっと下り坂のはずだ。

この林道、舗装がとても綺麗で走りやすい。
両側から若葉をつけた木々が張り出していて雰囲気もいい。
あ、そうそう、この時やっと青空が見えてきた。

道の脇には小川が流れててせせらぎを聞きながら下れた。
ちょっと自転車を止めて川を覗いてみたら、水がとても綺麗な川だった。

右に左にスラロームしながら気持ち良く下りを楽しめた。
せせらぎ街道へ到達するまで約6キロの気持ちいいダウンヒルだった。
この道から見える景色は最高だな、チャンスがあったら他のご夫婦と一緒に走りたい道だけど、下るためには登らなくちゃいけないからダメかなあ?

林道を下り終えたらせせらぎ街道へ抜けた!
森を抜けたら太陽が背中に当たる、暖かい、青空が気持ちいい。
このあたりの田んぼは田植えが終わったばかりか、その直前で水が張られてる状態だった。田舎って感じの風景もいいぞ。

 せせらぎ街道を高山方面に下って、清見の信号に出る。
むかし大野郡清見町だった頃は村内で唯一の信号だ、ちなみに東京23区より広い面積で信号がたったひとつって想像できる?
で、その信号を左へ曲がってしばらく走ると目的地の欧風カレー工房チロルがあった。
店の外にはバイクラックが作られている。最近は自転車乗りもくるんだろうな。

 自分が頼んだのは飛騨牛ごろごろカレー1600円、妻は野菜がたっぷり入ったスープカレーだ。
カレーを作っている間に小鉢とサラダが出る。
店員さんがお盆いっぱいに小鉢を運んできて、「この中から二つを選んでください」と。どれも美味しそうだからもっと選びたいね。結局、生春巻きと小エビが入った山芋をもらった。
 これは妻のスープカレー。野菜がゴロゴロ入っている。
 こっちが自分の飛騨牛ゴロゴロカレー。
どんぶりに入ったご飯とカレーの器が別々に置かれた。
カレーを全部どんぶりに入れたら、カレー丼になった。
おしゃれなお店で出てきたカレーがとたんにガッツリ系の食べ物になった。
味は、甘めというかコクがあるというか、手作り感があるまろやかな味のカレーを美味しくいただきました。

 食後は欧風カレー工房チロルのちょっと先にあるオークビレッジへ行ってみる。
ここでは手作りの木の家具や小物を売っている。
楢材でつくったフォトフレームが欲しかったが、着色してないフレームが売り切れだったのは残念。
 オークビレッジの後は、食後にとっておいた別腹を埋めるべく高山市内のフルーツ屋さんのカフェを目指す。
桃パフェはまだ早いか?
楽しみにしながら到着したが定休日だった(涙
 観光客で溢れる古い町並みを避けて喫茶店を探す。
写真は、たまたま店主が表に出てたレストラン「ブラスリー陣屋」さん。
店主に「お茶だけでもいい?」と聞いたら
「美味しいケーキもあるよ」と返ってきた。
小さなお店だ、前は高山陣屋前に大きめのお店を構えていたが、ゆっくりしたいとかでこちらに越してきたそうだ。

手作りのリンゴケーキとコーヒー。
うん、このケーキは間違いなく美味しいかった。
高山市ではかなりの割合で店の前に英語で書かれた黒板メニューが置いてある。
もちろん店内のメニューは英語併記だ。
それから、欧米みたいにテラス席があるカフェも出てきた。
外国人観光客が増えて高山はずいぶん変わったね。

陣屋は外から眺めるだけで通り過ぎる。

妻がもう少しなにか食べたいとかでみたらし屋を求めて鍛冶橋へ戻る。
みたらし2本を持って嬉しそうな妻を見る自分も嬉しい(笑)

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2016年5月5日木曜日

3泊4日でオランダまで行ってきた

このゴールデンウィークに3泊4日でオランダまで行ってきた。
去年の11月ごろに妻が仕組んだ旅行である。
それにしても3泊4日ってハード過ぎはしないか??
日本を出発するまでどの都市へ行くのか?何をするのか?分からないまま妻に引きづられるようにして関西空港を飛び立った。

あ、今回は自転車の話題は少ないので興味ない方はスルーしてくださいね(^^;;;

 1日目、
オランダのスキポール空港に到着したのは午後3時過ぎ、ところが入国審査は長い行列があって1時間以上掛かった。空港からは電車で移動、最初の目的地はデルフトという街だった。
写真はデルフト駅の改札口、なんだか普通の改札口と違う。
改札口の向こうは駐輪場で、並んでいる人は皆自転車を押していた。
ここは駐輪場に繋がる改札口だったのだ。

 このデルフトで自分の大学時代のサークルの先輩と待ち合わせ、この人は私と妻の共通の友人&先輩なのである。
ベースを弾かせたらめっちゃ上手い人だよ。
今は大学教授でこちらに居る、この人に無理やり街案内させた妻は凄いあつかましいひとだと思う(笑)

ちなみに写真はフェルメールの「小径」という絵の題材になった場所
https://ja.wikipedia.org/wiki/フェルメールの作品#/media/File:Jan_Vermeer_van_Delft_025.jpg
いきなり知的な場所を案内してもらった。
この時の時刻は午後7時ごろ、まだ明るくて空も青い、オランダは緯度が高いので日が長いのだった。
 先輩に連れられて地元のビアレストラン?バー?に入る。
店内で作ったビールが飲めるお店だ。
黒ビールから始まって、ハーフ&ハーフみたいなビール、最後はベルギービールみたいに酸味があるビール(これ、最高だった)を楽しんだ。
関空を出てすでに20時間くらい経っているためか、ビール3杯でこの日は落ちた。

2日目
 デルフトの街の朝は自転車の通勤ラッシュから始まった。
自転車の数がハンパない、このヨーロッパの街並みがなかったら昔の中国か!?と思えるくらい。
そして走ってる自転車はどれも実用車、日本のママチャリよろもっとゴツくて、重く、頑丈そうな自転車ばかりだった。
 街並みを上からみるとこんな感じ、道というより運河が道のように流れていてその両側が本当の道である。
そしてこの写真は街の中心広場にある新教会の塔の上から撮ったもの。
地上から376段の石段を登ると塔のてっぺんまで登ることができるのだ。

 次に案内してくれたのがフェルメールの「デルフトの眺望」という絵の題材になった場所。絵が作られた当時(1600年代前半)と変わらない風景を楽しめる。
写真の真ん中の塔が前の写真を撮った新教会なのである。
「デルフトの眺望」
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a2/Vermeer-view-of-delft.jpg
でもね、絵のスケール感に気持ち悪さを感じるワタシ(素直に鑑賞しなさい>自分)

 これはデルフトの大学への道、
歩道、自転車道、車道とそれぞれはっきり分かれている。
人、自転車、車が交わらないので安全だと思う、でしょ??
ところがどっこいなのである。
自転車に乗ってみる皆さん、とても速いのだ。なので、ぼやぼやしてると自転車に轢かれそうになる。自転車が多いと自転車道を横断するのがちょっと怖く感じる。
 働いてる?というか研究している部屋を案内してもらった。ついでに無料のコーヒーもいただく。なんでもオランダでは職場で無料でコーヒーを飲めるようにしなくちゃいけない法律があるとか?

 デルフトからトラムに乗ってハーグへ移動、15分ぐらいだったかな?トラムに乗るのは初体験、車内で1時間券を購入する。たしか2.8ユーロだった。
 ハーグでのお目当てはこの美術館、マウリッツハイスというそうだ。
入り口に守衛が立っていて、私たちの旅行バッグを見て、持っては入れないと言われる。先輩にバッグ二つを預けてカフェで待っていてもらい、その間に見学してくる。「しっかり見てくるんだよ」と声を掛けられる。
ここで必ず見るべきは
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」
https://ja.wikipedia.org/wiki/フェルメールの作品#/media/File:Johannes_Vermeer_(1632-1675)_-_The_Girl_With_The_Pearl_Earring_(1665).jpg

レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」
https://ja.wikipedia.org/wiki/テュルプ博士の解剖学講義#/media/File:The_Anatomy_Lesson.jpg
でもね、本当にこんな風に解剖するの???
これは集合肖像画だもんね(石川先輩の解説)、グロいのはダメだよね(笑)

でも私も妻も絵心は無いだなあ、
ひととおり見終わってカフェに行ったら先輩、「えーっ、もう帰ってきちゃったの?」
だって(笑)

このあと先輩とハーグ駅まで一緒に行って、ここでお別れする。
ありがとう!石川先輩!
私たちはアムステルダムへ電車で移動した。オランダの電車の乗り方はだいぶ慣れてきたぞ、自販機で片道切符を買って、改札口で切符を読み取る機械にタッチして「ピッ」と鳴ったら先に進める。出口も一緒だ。電車には1等車両と2等車両があって、自分たちはもっぱら2等車両を選んだ。

アムステルダム中央駅からはトラムに乗って国立美術館近くに予約してあるホテルへいく。チェックインを済ませ、近くのイタリアンレストランで夕食を採る。2日目はこれでバタンキューだった。

3日目
1、アムステルダムにはアムステルダム国立美術館とゴッホ美術館があって、レンブラントの夜警やゴッホの自画像、ひまわりなどが見れる。
2、街にはレンタルバイク(自転車)のお店があちこちにあって3時間または1日自転車を貸してくれるので待望のサイクリングができる。郊外へ行ってみたいな。
3、ここから2時間ぐらいの場所にキューケンホフ公園といってチューリップがいっぱいの公園がある、今ちょうど見頃らしい。

明日は帰るだけだから観光は今日で最後ね、さあ、どれにする?
と妻に聞いたら、「全部やる!」そうだ(笑)
 最初はキューケンホフ公園になった。
朝8時にホテルを出て、トラムで中央駅へ、そこからライデンというところまで電車、ライデンからキューケンホフまではバスで移動する。

 電車には自転車を載せる場所をちゃんと作ってある。これを利用するば片道サイクリングを計画できるね。行きは自転車で帰りは電車なんてことも可能だ。

 車窓から見えるチューリップ畑・・・、絵になるね!
 念願のキューケンホフ公園、良かったね!
写真にはあまり人が写ってないが、実際は結構な人出だった。
この5月初めがちょうど見頃なのだろう、どの植え込みも花が咲いていて鮮やかだった。公園内のカフェでランチをとってキューケンホフ公園はお終い。
来たルートでアムステルダムまで戻る。
 アムステルダム国立美術館に到着したのは午後2時半ごろ、あー、忙しい!
でも不思議と楽しい、何もかも慣れていないのでまごついてしまう。
バスの乗り場を探したり、運賃の払い方を聞いたり、そもそも目的地までの行き方を調べたり、次々、問題が起きるので解決するのが楽しいのである。
あ、オランダの人は皆んな親切だよ。背は高いけど(関係ないか)

 レンブラントの「夜警」
実際に展示してあるのを見ると迫力あるね。
でもこんな風に人物にスポットが当たるのは不自然だろ(そんな風に見ちゃダメだろ>自分)

 フェルメールの「牛乳を注ぐ女」
うちの奥さんはここに来るまで「ちちしぼりおんな」と間違えてた。
この美術館、じっくり見ようとしたら1日使ってもいいんじゃないかな?
絵が好きなら、せめて半日ゆっくり見学するといいと思う。

 泊まったホテルで教えてもらった、国立美術館近くのレンタルバイク屋さん「Black Bikes Station」、ここで自転車を借りることにしよう。

なんだかごっつい自転車を出してきた。
スチール製のごっついフレームのシングルスピードの自転車だ。
3時間借りて9ユーロ、24時間なら13ユーロ、以降1日ごとに9.5ユーロ加算される。そして保険は3ユーロだ。
 妻の自転車は、やっぱり子供用だった(笑)
大きさは問題なかったが、乗り出してすぐに問題発生!
ブレーキが付いてない!
パニクってると、店員が「ペダルブレーキ、ペダルブレーキ!」と言う。
ペダルを止めるとブレーキが掛かり、ちょっと逆回転させると強くブレーキが掛かる仕組みになっていた。こんなの初めてだ!

 最初は裏道で恐る恐る乗る、だんだん慣れてきて、公園内の道を走り、最後に一般 自転車道を集団に混じって走った。

アムステルダムの自転車の交通量はデルフトと違ってずっと多い。
ぼやぼやしてると本当に轢かれてしまう。
アムステルダムの道は歩行者、自転車、自動車、そしてトラムが同時に走ってるので、走り出しや曲がるタイミングをつかみにくいのだ。
でもね、どんな細い道でも自転車道があるのはとても感心した。
 レンタルバイク屋にそれはゴッツイ鍵を持たされた。
これだけで3キロはあるんじゃないかと思う。
掛け方をレクチャーされる。必ずフレームのトライアングル内を通し、前輪のホイールを通して、橋の欄干か自転車同士固定すること、と。

自分たちが日本で乗るスポーツバイクはほとんど見かけない。
皆、年代物の実用車ばかりだ。そして誰もヘルメットを被ってない。
日本から自転車を持ってきたら浮くだろうな。ジャージ&レーパン履いたら、スポーツ選手か何かと間違えられるだろうな。

 で、レンタルバイクで向かった先はゴッホ美術館。
いえね、実は国立美術館の隣だったりして・・・、自転車借りに行くより歩いたほうが早かったりする(笑)
 ゴッホはいっぱい自画像を描いたんだね。
ワンフロアを使って自画像ばかりを展示してあるので年代順に見ていくと面白いと思う。それから浮世絵から影響されたことを説明する展示もあった。
もちろん「ひまわり」も展示されている。
でもね彼は幸せな人生じゃなかったよね。
生きているうちに認められれば良かったのに、と見学しながら同情してしまった。


4日目は、
朝、ホテルから花市場まで散歩して観光はお終い。
トラムに乗って中央駅へ、電車でスキポール空港へ、11時間弱、飛行機に乗って関空へ帰ってきた。
ああ、楽しかったけど終わってしまった。
明日から仕事を頑張るぞ(笑)

ところで、
アムステルダムからキューケンホフ公園まで約37キロ
アムステルダムからデルフトまで約70キロ
こんな道を走れるのはいいと思わない?

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