季菜口(きっさこ)
http://ki-sa-ko.com
女房は「季菜口」を”きなこ”と呼んでいたが、本当は”きっさこ”と読むそうだ
きなこじゃ雰囲気でない、犬の映画のタイトルみたいだw
先週、webサーフィンしてたら美濃加茂市の昭和村の上(北)のほうの山間の村の中にある古民家レストラン(?)を見つけた。
出される料理は野菜料理を中心に魚かお肉を加えたもの。ランチメニューが1300円と気軽に行ける値段なのも魅力的。
問題は山の中にあること。山の中は当然ながら坂道である。
そこで今回は目的地とそれほど標高差が無い美濃市を出発して周回することにした。
それから距離も40キロ程度に抑えることにした。
美濃市を出発したのは朝10時すぎ、平日の「うだつの上がる町並み」は人通りがなく静まり返っていた。
この通りは、ツアーオブジャパンの美濃ステージの開会式の場所になる。その時は通りがローディであふれかえることになる。
しばらくは山の麓の道を美濃加茂市に向けて走る。
キツくは無いが緩やかな上り下りが続く道が続く。
交通量はそれほど多くはないがトラックの比率はちょっと多め、それでも道幅があるので大きく避けて追い越してくれる。
そのまままっすぐ行くと美濃加茂市外へ行ってしまうので途中で山方向にシフトすた。
こちらはほとんどクルマが走らない道だった。
しばらくは道の両側とも田畑が続くが前方には小高い山が見えている。
女房とお喋りしながらゆっくり進んでいくと両側とも山が迫ってきた。
途中、綺麗な桜並木が続く綺麗な小川沿いの道を見つけた。
小川の向こう側は「みのかも健康の森」らしい。
川の水は澄んでいて川底の小石が見える。
せせらぎを聞きながら木陰を道を走るのは気持ちがいい。
もう一回、道を折れてもっと細い山道に入っていく
この通り沿いに「季菜口」があるはず、
こんなところにレストランがあるのかと心配になる
あった(笑)
ぼんやりしてると入口を見落としそう、
目印は、道沿いには手書きの小さな看板とメニューを書いた黒板があるだけだった。
たぶん食事場所を探しているので無ければぜったい気づかない。
というか通りすがりでは入れない雰囲気がw
看板脇に屋根が崩れかけた車庫(or 納屋)があってその脇の小径を登っていくと目指す「季菜口」があった。
中は古民家そのものだった。
古民家と言っても昭和初中期を感じさせる雰囲気
現在の建物と違って素材感たっぷりなのが良い。
畳敷きの広間で庭を見ながら食事をさせてくれる。
網戸からはそよ風が入ってくる。
風鈴の音、鳥の声が聞こえてくる。
しばらくすると最初の料理が運ばれてきた
蕗とエリンギの白和え、レタスとプチトマトのお浸し、新じゃがの木の芽焼き
プチトマトは湯剥きしてあった。
じゃがいもは何故か最後の一口後に山椒の香りが広がった。
グリーンピース豆腐
グリーンピースの味がしたww
肉料理は茹鶏のタルタルソースわさび風味、魚料理はメカジキと破竹の黒酢炒め、ご飯は雑穀米と梅とわかめのお吸い物
どの料理も味か香りにひと工夫してあって楽しめた。
箸や箸置き(落花生だった)、器や盆、室内の調度品などほぼすべてにお店の人の心配りがされている。
身の丈にあった、というか決して贅沢ではなくて、素材(料理以外も)を楽しんでくださいという気持ちが伝わってきた。
普段はがっつり食べるのが好きだけれど、時々はこういうのも良いかもw
食事の後はもっと先に進んだ。
坂もキツくなった。自分はこういう道は好きだが女房はそうでも無いらしい。
峠を越えて薄暗く細い道を下ってたら「乳岩神社」があった。
美濃のうだつの街並に戻って午後のお茶の時間
入ったのは「とみや」
写真は入る前に外のメニュー看板を品定めする女房、どうやら合格らしい(笑)
で女房が選んだのは「くずきり、梅密味」
自分は「クリーム冷やし白玉ぜんざい」
わかりやすい味も良いよね・・・・美味しかった!
来週も自転車に乗れるかな?
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